●カヴァルの作り方●
 カヴァルは吹いてみたいけど、日本じゃどこにも売ってないし、海外から取り寄せるのも大変そうだなあ、という方のために、簡単なカヴァルの作り方を教えます。

 私も初めの一年近くは、自作のカヴァル(一応ブルガリア式に3本継ぎ!)で練習したものです。塩ビ管(水道管)で作ったのですが、結構本物に負けない良い音がしますよ!トルコで音楽番組を見ていると、プロの演奏家も塩ビ管カヴァルや塩ビ管ネイを使ってたりします。

 現在海外に住んでいるため、家にろくな工具もなく、材料も日本にあるものが直接見られない状態なので、本格的なカヴァルの作り方は帰国後に暇を見て書くしかないですが、とりあえずは「音出し練習」に使える、吹き口の作り方を紹介します。いや、作り方なんて言うのもおこがましいぐらい、ちょーカンタンですよ!

カヴァル練習管の製作
■材料と工具

  • 塩化ビニールのパイプ(内径が15〜18mm程度、厚さ4〜5mm前後のもの)
  • ヤスリ(鉄製で、中目、平型が良い)
  • 紙ヤスリ(仕上げに使うので、荒過ぎないもの)
  • のこぎり
  • セロテープ(ビニールテープでも何でも可)
  • 定規(なくても可)
■作り方

  • 塩ビ管の先端から7〜8mm離したところに、セロテープをぐるりと巻きます。
  • セロテープからはみ出た部分を、平たい鉄製のヤスリで斜めに削ります。完全にフラットに削るより、若干丸みを持たせた方がカヴァルらしいです。丸みを持ちつつ傾斜して、先端に至る辺りで厚みがミクロ単位になる感じに削ってください。実際のカヴァルの頭管部を見やすい角度で撮影しましたので、参考にしてください。

写真:カヴァルの頭管部
  • 形が出来たら、紙ヤスリでなめらかに仕上げます。
  • 最後にのこぎりで適当なサイズに切ります。30cmちょっとの長さにしておけば、後々同じ吹き口で、3本継ぎカヴァルの吹き口が作れるかもしれません。

完成したら音出しにチャレンジ!
 以上で、即席カヴァル練習管の出来あがりです。曲を吹くのは無理ですが、音を出すだけでも非常に難しい楽器なので、初めての練習に使うには充分!追々本物のカヴァルを手にしたときも、音を出せた方が断然良い楽器を選べますし、仮に誰かに習ってみたいなと思った時でも、音を出せると出せないとでは、教われる内容に雲泥の差が生じます。ましてや音が出ない状態で、本場に突然習いに行くなど、金をドブに捨てるも同然(ドブって最近見ないですね)。この練習管は、とても経済効果が高いのです。

 別コンテンツ「カヴァルの吹き方」を参考に音出しの練習をしてみてください。これだけでも結構歯ごたえありますよ。

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